自己啓発に効果のある運動とは?脳に効果のある運動で能力を向上させる方法
自己啓発と運動は切っても切れない関係です。
筋力や脂肪、自分の容姿への影響だけでなく、自己啓発に関して重要な意志力にも関係しています。
これらを深く理解する為に、ニューヨーク大学神経科学センターの神経科学および心理学の教授、ウェンディ・スズキさんによる講演「脳に良い変化をもたらす運動の効果」についてご紹介します。
運動は脳に良い影響を与える
気分や集中力、脳にとても効果的なことがすぐにできるとしたらどうしますか?
うつ病や痴ほう症、アルツハイマーなどにも効果が期待できます。
シンプルな答えですが、それは「運動」。
このページは神経科学者による運動による脳へのすばらしい効果について書かれています。
前頭前皮質と海馬
脳の前方にある前頭前皮質は意思決定や集中力や注意力、人格をつかさどる重要な部分です。
脳の左右にある側頭葉の奥に事実や出来事に関して、新しい長期記憶を作り、維持するのに欠かせない「海馬」があります。
運動することで自己啓発において重要なこれらの脳の部位に良い作用を与えることが出来ます。
運動が脳に効果的な理由
1. 即効性
一度運動するだけで脳内の神経伝達物質が増加します。
ドーパミン・セロトニン・ノルアドレナリンなどが活性化され、運動後の爽快感につながります。
2. 効果の持続
運動により、集中力や注意力が上がると、その効果は少なくとも2時間は継続します。
3.反応速度の向上
運動すると脳の反応速度が短縮されます。
運動が脳に与える効果
1.海馬が大きくなる
運動することにより、海馬で新しい脳細胞を作り出します。
容積が増えるとともに長期記憶も改善します。
2.注意力の向上
長期に渡る運動の影響として注意力・集中力が向上します。
3.効果の持続
運動により、即効的に気分が改善するだけでなく、
気分を向上させる、神経伝達物質の増加が持続します。
脳障害の予防効果
運動が脳に与える効果で重要なことは脳の防御力が高まることです。
脳は筋肉のように運動するほど、海馬や前頭前皮質がより大きくより強くなります。
前頭前皮質や海馬は加齢による認知の衰えに関係のある部位です。
運動で痴ほう症やアルツハイマーは改善しませんが、運動で脳を鍛えることで耐性を高めることはできます。
効果的な運動量
基本的に、週3~4回程度、最低30分の有酸素運動をしましょう。
心拍数を上げる運動です。
速足で散歩をしたり、階段を上がったりしましょう。
パワフルに掃除機をかけることでも同じくらいの効果があります。
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